フルゴスペルの中心教理

<五重の福音と三拍子の祝福>

五重の福音とは?

純福音の基礎になるのが「五重の福音」です。
「新生」「聖霊充満」「いやし」「祝福」「再臨」という聖書の主要な五つのテーマであり、信仰生活のはじめからその結果までの全過程を説明している核心的なテーマでもあります。

■新生の福音

新生の福音は五重の福音の基礎をなすものです。人が、罪とサタンの力から自由を得、解放されるためには救いが必要です。 イエス・キリストの十字架により私たちが救われたことを信じ、イエス・キリストを救い主として受け入れるだけで、罪がゆるされ、サタンの束縛から解放されます。 そのときから神の子どもとして新しく生まれ変わることができるという喜びの知らせです。

■聖霊充満の福音

聖霊に満たされるとき、力を得、福音を宣べ伝えるようになります。また、聖霊によってきよめられ、罪悪の力と本性的な堕落から離れ、きよい生活を送ることができるようになります。 消極的な信仰から離れ、喜びと感謝に満たされ、積極的に福音を宣べ伝え、きよい人生を生きていけるのが聖霊充満の福音です。

■いやしの福音

イエス・キリストは、私たちの霊と魂を守り、身体と心の病をいやす偉大なるいやし主でもあります。病のいやしはイエス・キリストの主な働きであり、神が人に与えた大いなる恵みでもあります。信仰を持って祈りをささげ、御言葉に従順するとき、奇跡のいやしの御業が起こるのです。

■祝福の福音

人は誰でも祝福され、幸せに生きることを望んでいます。そして、天地万物を創造した神も、神の子どもたちが恵みの中で豊かな生活をすることを望んでおられます。 イエス・キリストが十字架にかけられたことにより、人に課せられていた呪いのくびきが断ち切られ、神の子どもとしての祝福が人生のすべてに臨むようになります。

■再臨の福音

イエス・キリストは、もう間もなくこの地に再び来られようとしています。それは、きよく整えられたキリストの花嫁を出迎えて、天の御国に引き上げるという約束を成就するためです。 イエス・キリストの再臨はぼんやりとした宗教的な幻ではありません。神のいつくしみ深い計画であり、イエス・キリストの誠実な約束であり、聖書がはっきりと見せている未来史なのです。

<三拍子の祝福>

三拍子の福音とは?

「五重の祝福」は純福音的信仰の教理をなすものですが、それが人生に適用されたときに、その人に現実となって臨むものが「三拍子の祝福」です。「三拍子の祝福」は救いのある一面だけを強調するものではなく、私たちの霊、たましい、肉体におよぶ人生のすべての領域に適用される全人的救いを表現したものです。

■霊が恵まれる祝福

イエス・キリストを救い主として信じて救いを受け入れたとき、霊が新しくされ、神の子どもとして生きることができる祝福

■すべてに恵まれる祝福

イエス・キリストの十字架により救われた者が、神の御心に従って歩むとき、すべての点で恵まれ、神からの富と恵みが与えられる祝福

■健康になる祝福

霊が新しくされた者が信仰の決断と御言葉に従う行動をするとき、霊が新しくされたように、身体と心も病の苦痛から解放され、いやされる祝福

<四次元の霊性>

■四次元の霊性とは?

人は三次元の世界に生きる存在ですが、神は四次元の霊的な世界に住まわれています。三次元の世界は四次元の霊的な世界に属しています。そのため、人が四次元の世界を認識するならば、四次元の世界での活動が、三次元の世界をかたちづくっていることに気がつきます。これが「四次元の霊性」です。

●四次元の霊性を構成する四つの要素

四次元の霊性には「考え」「信仰」「夢」「言葉」という四つの要素があります。 これらはすべて目に見えず、四次元においてのみ現れるものです。これらを正しく認識し用いるとき、三次元の世界に属する私たちの人生が変わります。

<考え> 考えが否定的な人には、三次元で否定的なことが生じます。その一方で、考えが肯定的な人には、三次元の世界でも肯定的なことが起こります。「私は健康だ。私はうまくできる。私は幸せだ。」という考えをもつとき、三次元の世界にも影響が及び、考えが実現します。

<信仰> 信仰は、四次元の世界を通して三次元を変えることのできる非常に強い力です。聖書にも「あなたの信じたとおりになるように」(マタイ8:13)とあります。 信仰とは、四次元の世界におられる神を信じて仰ぎ見ることです。神はイエス・キリストによる救いを与えてくださり、そのことを信じる人たちが霊的に新しく生きられるように聖霊を送ってくださいました(詳しくは『五重の福音』を参照)。 聖霊による信仰を持つとき、三次元の世界を動かすことができます。

<夢> 夢は三次元の世界に希望をもたらすものです。 漠然と思うだけではなく、見えない世界で自由に具体的に描く夢が、その人の人生をプログラミングし導いていきます。 聖霊を通してきよめられた夢を心に持つとき、その夢は三次元を支配し、状況を変化させます。聖霊による夢を通して、死はいのちに、無秩序は秩序に、暗闇は光に、貧困は富裕に書き換えられ、人生は変わり始めるのです。

<言葉> 人だけが言葉を持っている生き物です。言葉は、人の四次元的特性を最もよく表しています。その人が発する言葉を調べれば、その人の人生を知ることができます。 神は、聖書の御言葉によって私たちが変化できるように導いてくださっています。神の御言葉は、霊であり命です。その御言葉を暗唱し口にすることは、 私たち自身の四次元に最も効果的なプログラムを組むことになり、生活のすべてが変化し、奇跡を体験するようになります。

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